今回はフランスのリヨンで開催されるTattooコンベンションに勉強と師匠のサポートの為に、初同行させて頂きましたのでその様子をお届けします。
コンベンションは日本ではあまり馴染みが無いのでご存知でない方も多いかと思いますが、簡潔に説明しますと各国の彫師が一つの会場に集まり刺青を彫るイベントです。
多い時には300人以上の彫師が集まります。
コンベンションでは
・様々な彫師が彫っている所を間近で見れる
・飛び込みでタトゥーを彫ることができる
・彫った作品を競うコンテストがある
…など
刺青好きには堪らないイベントとなっております。
今月25日から3日間千葉で開催する日本史上最大規模のコンベンション「Tokyo bay tattoo festival」が控えていることから、コンベンションにご興味がある方はこの記事を見ていただければ会場の雰囲気が伝わるかと思います。
Tokyo Bay Tattoo Festivalはこちらから↓
今回は羽田→イスタンブール→リヨン
計16時間のフライトで目的地のリヨンまでいきます。
フライトから13時間、世界で唯一アジアとヨーロッパにまたがる国トルコ・イスタンブールに到着です。
ヨーロッパ諸国や中近東の国々へのアクセスの拠点ともなっているイスタンブールは、空港が兎に角大きいです。
ちなみにイスタンブール空港は羽田空港のおおよそ5倍程の敷地面積があります。
そして無事に乗り換えも終え目的地のリヨンまで後少しです。
そして、遂に目的地のリヨンに到着です。
空港では冒頭でも説明したTokyo bey tattoo festival の主催者でもあり木更津にスタジオ構え世界でご活躍されている彫しげさんと合流しました。
彫しげさんのInstagramはこちらから↓
https://www.instagram.com/horishige?igsh=eWx6azdtMGdtNGxv
ホテルのチェックインを済ませ、コンベンション会場のホール・トニー・ガルニエに到着です。
この日はブースの準備をして明日に備えます。
そしていよいよ初日がスタートしました。
コンベンションではあらかじめ用意した下絵をブースに並べ、お客さんに選んで頂いてその場で彫ることが基本的なスタイルですが、
師匠は今回ヨーロッパのお客さんのご予約で埋まっているので、続きの刺青を彫り進めます。
この日のお客さんの背中は10年以上前から彫り始めた作品で、遂に今日完成します。
しばらくするとステージでコンテストが始まりました。
Tattooを競い合うシチュエーションは、コンテストに出場しない限りはほぼ無いことなので、彫師もお客さんもこの場でしか味わえない空気感がありそうです。
コンテストは様々な部門に分けられていてスタイル、部位、その日に彫った作品などに分けられたりします。
ちなみにJapaneseスタイル部門もありました。歴史があり人気のスタイルだからこそ日本から離れた国でもコンテストで部門が出来るほど確立したスタイルなのかと思いました。
因みに2019年に開催したこのコンベンションで師匠はBest of japaneseの1st Place(ジャパニーズスタイル部門の1位)を受賞されています。
スタジオにあるこのトロフィーがその時のものですね。
スタジオに来る機会がある方は是非チェックして見てください。
コンテストも終盤になり表彰が始まりました。入賞する作品はどれも丁寧な仕事で綺麗な作品でした。
いつかは自分もこのステージに立ちたいと思いました。
そして7時間のロングセッションを終えて遂にバックピース完成です。
完成おめでとう御座います。
以上で初日が終わりました。
コンベンションはこの様な流れで3日間行われます。
初のTattooコンベンションでしたが360度どこを見てもタトゥーが目に入る異様な光景に圧倒されました。
日本ではタトゥーの印象が一般的に良いとは言えないので人目を気にしてタトゥーを隠したりしますが、コンベンション会場ではその必要もなく、むしろタトゥーを見せてと声をかけられる事も何度かありました。
日本では否定される事の多い刺青が、ここでは認められ求められている事に感動しました。
余談ですがフランスは10年程前は日本と同じ様にタトゥーの印象が悪かったそうですが、時代と共に印象も変わり今ではタトゥーを入れてる人の方が多くなっているらしいです。
コンベンションの雰囲気は伝わったでしょうか?
今週末開催されるTokyo bay tattoo festivalで日本の刺青シーンがどんな流れになっていくのか期待が膨らみます。
勿論、SilkNeedle TattooもTokyo bay Tattoo festivalに参加させて頂きます。
Tattooコンベンションに興味が湧いた方は、是非ともTokyo bay Tattoofestivalに足を運んで体感して下さい。
お待ちしております。
Tokyo bay Tattoofestivalはこちらから↓