今回はフランスのリヨンで開催したコンベンションTHE INK factory Lyonを終えその後のゲストワークと最終日は観光にも行ったのでその様子をお届けしていきます。
ゲストワークでお世話になるお店はコンベンション主催者のテオさんの経営するスタジオ“681tattoos”です。
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今回彫るお客さんはTOMOさんの以前からのお客さんで、現在ハンガリーのブタペストに拠点を置いてご活躍している彫師のリュウさんです。
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新しく彫るタトゥーは般若に牡丹があしらわれた背中一面のデザインになります。
この日はTOMOさんの仕事を長い時間間近で見させていただき貴重な時間を過ごさせて頂きました。
実は彫師は人それぞれ彫り方が全く異なります。
TOMOさんは針を皮膚に刺している最中にマシンを指で回しながら角度を変えたり、皮膚を伸ばして押さえている左手で彫る向きを変えたりと、様々な部位が器用に動きます。
良い作品を限られた時間の中で早く正確に彫る為に様々な技術を身につけていきたいです。
彫る所を見る機会がある方は彫り方を気にしてみると面白い発見があるかもしれません。
2日間のゲストワークを終え談笑をしている時にジェレミーさんが面白いものを見せてくれました。
これは昔使われていた電磁式の呼び鈴です。
左側にあるのがコイル式のタトゥーマシンです。
形が似ていると思いませんか?
実はコイルマシンはこの電磁式の呼び鈴から派生して誕生したそうです。
勉強になります。
その後はみなさんと一緒に食事に行きました。
スタジオに所属して一年も経たないうちに、世界でご活躍されているアーティストの方々と食事をご一緒させて頂き、とても貴重な経験になりました。
そして最終日は出国までの時間に余裕があったのでテオさんが観光に連れて行って下さいました。
写真で見えるのはフルヴィエールの丘の上から見下ろすリヨンの街です。屋根の色が統一されていて綺麗です。
そしてこちらは世界遺産の”フルヴィエールのノートルダム大聖堂“です。
リヨンの街を一望できるフルヴィエールの丘には昔フォーラム(古代ローマ都市の公共広場)がありその跡地である丘の頂上に建てられたノートルダム大聖堂はリヨンの象徴的なシンボルとして知られる様になりました。
ちなみにノートルダムとはフランス語で「我らが貴婦人」すなわち聖母マリアを意味するそうです。
中に入ると圧巻の光景が広がっていました。
タトゥーではカトリック系の題材がよく使われるので装飾を見るだけでも勉強になりインスピレーションが湧いてきます。
次はフルヴィエールの古代ローマ劇場に行きました。
こちらは2000年前に建てられた劇場で、当時は剣闘士の戦いや演劇などの鑑賞に使われたそうですが、現在も音楽イベント等で使われる事があるそうです。
よく見るとこの写真の中にTOMOさんがいます。
時間があれば探してみて下さい。
初の海外で経験した事のない事ばかりでしたが、何より自分が知らないTATTOOの世界を見る事ができ、将来見据える目標が以前より明確に出来た事が大きな収穫でした。
以上、ゲストワークとフランス観光についてでした。