昨年に続き、今年もフランス・リヨンで開催された Ink Factory Lyon に参加してきました。
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今回は主催者の Teo さんのご厚意により、私もブースを構え、アーティストとして出展するという貴重な機会を頂きました。
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彫師としてデビューしてからおよそ1年。
期待と不安が交錯する中で迎えた、私にとって大きな挑戦となるイベントでした。
本記事では、旅の記録とあわせて、イベント当日の様子を振り返っていきたいと思います。
今回利用した航空会社はエミレーツ航空。
まずはドバイまで、約10時間のフライトです。

ドバイに到着。
写真でも分かるように、ドバイは砂漠の真ん中に造られた都市なので、景色が砂で少し霞んで見えました。

約7時間のフライトを終え、リヨンに到着。
翌日はオフで観光を予定していたため、この日はゆっくりと身体を休めることにしました。

そして今年は、昨年訪れることができなかった、世界遺産にも登録されているリヨン旧市街へ。
写真に写っているのはサン・ジャン大聖堂で、彫茂さん、のぶさん、そして師匠と私の4人で記念撮影をしました。
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サン・ジャン大聖堂は12世紀から16世紀にかけて建設された、ロマネスク様式とゴシック様式が融合した建築が特徴です。

写真に写っているのは、からくり式の天文時計。
動力には錘の重力を利用した機械式が用いられています。
14世紀に製作されたこの時計は、日付や曜日だけでなく、天体の動きまで分かる精巧な仕組みで作られており、600年以上前に、これほどの精密機械を作り上げた職人たちの技術には驚かされます。

外に出ると、丘の上には昨年訪れたフルヴィエールの丘のノートルダム大聖堂が見えました。
リヨンといえば、このノートルダム大聖堂を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
過去の記事でもまとめてるので興味のあるかたはチェックしてみてください。

大聖堂を後にして、リヨンの旧市街へ
旧市街には中世から近代にかけてのさまざまな年代の建築が今も残り、街全体が世界遺産に登録されています。
石畳の道や歴史を感じさせる建物が連なる景色は、歩いているだけで時代をさかのぼったような感覚になります。

ランチはリヨン郷土料理のアンドゥイエットを選びました。
豚の腸や内臓を豚の腸で包むソーセージという、ワイルドな郷土料理です。
ホルモンのクセとソースがよく合い、美味しくいただきました。

そして次に訪れたのは、旧市街が世界遺産に登録されている理由の一つでもある「トラブール」。
トラブールとは、建物の中庭や回廊を通り抜けて別の通りへ抜けられる通路で、絹産業が盛んだった時代に、絹を雨や風から守るために作られました。

こちらは、また別のトラブール。
リヨンには数多くのトラブールが点在しており、それぞれに造りや雰囲気が異なるため、見て回るだけでも楽しめます。
大通りからは想像もつかないような空間が建物の内側に広がっていて、通りを一本抜けるだけで街の表情ががらりと変わる、不思議な感覚を味わいました。

トラブール巡りを終え、浮世絵やリトグラフ(石版画)など、さまざまなプリントを扱うお店へ。
所狭しと重ねられたプリントの中から、「見つけてほしい」と言わんばかりに目に留まった一枚がありました。
それは、1850年代にヨーロッパの作家が、当時入手できた資料をもとに描いたと思われる日本の軍装図。
細部には正確でない部分や違和感もありますが、だからこそ当時の視点で描かれたものだと思うと強く惹かれ、購入を決めました。

旧市街での観光を終え、気持ちを切り替えて、翌日から開催されるコンベンションのセットアップへ。

いかがでしたでしょうか。
昨年は伝えきれなかったリヨンの魅力を、今回は少しでもお伝えできていれば嬉しいです。
次回はいよいよ、コンベンション編をお届けします。

