木更津へ、彫茂さんにお会いしてきました。

Kazi

今回は、木更津を拠点に世界でご活躍されている TOKYO BAY TATTOO FESTIVAL の主催者・彫茂さんにお会いするため、木更津を訪れた日のことを綴っていきます。

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長岡を出発し、木更津へ向かう前に師匠と浅草の浅草寺へ。

以前ご紹介した「助六」に立ち寄って買い物をしました。

購入したのはこちらです。

今回選んだのは、でんでん太鼓を背負った犬張子と笠をかぶった犬張子。

でんでん太鼓は音が鳴る事から「元気な声をあげる子に育つように」、笠は顔が隠れる事から「謙虚で穏やかな性格になるように」という願いが込められています。

笠は「笠地蔵」の伝説にも通じ、善行を積む人へのご加護の象徴でもあります。

一緒に購入した赤梟は、「不苦労=苦労しない」「福来朗=福が来る」とされる幸運と魔除けの縁起を持っております。

助六の小玩具には一つ一つ意味があるのが醍醐味ですね。

場所を移して、木更津の彫茂さんのスタジオへお邪魔しました。

彫師になってからは自分の所属するスタジオ以外に伺う機会がなかったのですが、空間の中は彫茂さんゆかりのアートワークや小物であふれていて、見ているだけで想像が広がりとても楽しい時間でした。

スタジオを後にしてからは夕食へ。

一日を通して師匠と彫茂さんから貴重なお話をたくさん伺い、胸が熱くなるような学びの多い一日になりました。

次の日は長岡へ帰る前に日本史の中でも特に有名な平将門の首塚に立ち寄りました。

平将門は、平安時代中期に朝廷の支配に反旗を翻し、関東で「新皇(しんのう)」を名乗った反逆の武将と知られています。

討たれた後もその首が都から東国へ飛び戻ったと伝えられ、東京都千代田区の首塚はその首を祀るとされる場所です。

平将門の首塚は、これまで何度か移設や撤去を試みた際に不吉な出来事が起きたと語られています。

そのため「動かしてはいけない土地」とされ、今でも都市伝説的な“禁忌の場所”として語り継がれています。

東京都千代田区のビルとビルの狭間に佇む首塚は、都会の喧騒から切り離されたように静かで、どこか神聖な空気をまとっていました。

その空間には、言葉にできない不思議な力が漂っていました。

首塚を後にして、平将門を主祭神の一柱として祀る神田明神を訪れました。

かつて“反逆の武将”と呼ばれた平将門ですが、その後は関東の守護神として崇められるようになり、江戸時代には徳川家も厚く信仰しました。

今では「仕事運・勝負運・厄除け」の神様として多くの人に親しまれ、東京を見守る存在となっています。

いかがだったでしょうか。

この二日間を通して、彫師としての在り方や日本史について多くの学びを得ることができました。

日本史と彫り物は深く結びついており、あらためて彫師としての信念と日本の信仰を大切にしていきたいと感じた時間でした。

そして11月1日(土)〜11月3日(月)はTOKYO BAY TATTOO FESTIVALの開催日となっております。

世界中からアーティストが集結する、日本でも類を見ないイベントとなっております。

ご興味がある方は是非この機会にご来場ください。

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