ブスカランタトゥーツアー ~109歳の伝説の彫師~

Kazi

フィリピン北部の山奥にある小さな集落ブスカラン。

この村には109歳となった今もなお、伝統技法バトックでタトゥーを彫り続ける伝説の彫師、「Apo Whang Od」が暮らしています。

しかしブスカランの魅力はワンオドだけではありません。

険しい山岳地帯に囲まれていたことから、約300年間のスペイン統治の影響をほとんど受けることなく、独自の文化を守り続けたカリンガ族。かつて首狩の風習を持ち刺青は勇敢な戦士に与えられる「名誉の証」でした。

受け継がれてきた一つ一つの模様には装飾だけではなく歴史と文化が刻まれています。

今回はそんなブスカランという村と100年以上の時を生き続けながら伝統を未来へつなぐワンオドを紹介します。

今回の旅は、横浜でご活躍されている彫けんさんから師匠がブスカランツアーのお誘いを受け、貴重な機会に恵まれ僕も同行させていただける事となりました。

お誘い頂きありがとうございます。

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羽田空港から約5時間ほどのフライト経て、朝6時マニラに到着

その後すぐに、今回の旅を案内してくれるガイドの方と合流しました。

目的地であるブスカランは、マニラから北へ車で10時間以上(約420km)険しい山道を走り、たどり着ける小さな集落

今回の旅は4泊5日で、初日は中間地点のバギオまで移動します。

道中フィリピンで圧倒的な人気を誇るファストフードチェーン「Jollibee(ジョリビー)」で朝食を取りました。

チーズバーガーのセットを頼んだのですが、作り置きかと疑う程ぬるく、思わずマクドナルドのクオリティの高さを再認識しました。

後から知ったのですが、Jollibeeの名物はフライドチキンとのこと。次に訪れる機会があれば、ぜひ食べてみたいと思います。

車で走ること5時間、この日の目的地であるバギオへ到着

マニラと比べて高層ビルなどの大きな建物は見受けられませんが、市街地は人も多く賑わっていました。

写真に写っているのは大統領の別邸“マンションハウス”

一般公開はされていない為遠目で見る事に

マンションハウスを後にし、昼食を取ることに

師匠と彫けんさんが食べているのは、郷土料理のシシグ。

細かく刻んだ豚肉と玉ねぎ、唐辛子、ニンニク、ビネガーなどで炒めた人気料理です。

僕はブラロという、牛骨を何時間も煮込んで作るフィリピン代表するスープ料理を頂きました。

ランチの後は、移動で疲れもある為、宿泊先で休憩を取ることになりました。

日常の忙しさを忘れ、ゆったりとした時間を過ごし、その後は夕食を楽しみました。翌日は早朝出発だったため、早めに就寝しました。

翌日、朝6時に宿泊先を出発し、いよいよブスカランへ向かいます。

6月後半のフィリピンは猛暑を想像していましたが、道中は標高が高い山間部に位置していることもあり、予想に反して肌寒さを感じるほどの気候でした。

現地の方にとってはそれでも暑いようで、車内はクーラーが驚くほど効いていました。

寒さに耐えきれず「少し寒いです」と伝えると快く止めてくれたものの、今度は窓が全開に。結局、移動中は終始寒さと戦うことになったのも、今となっては旅の良い思い出の一つです。

道中にはHighest Point(最高地点)と呼ばれる展望スポットにあるお店で朝食を取りました。

暖かいコーヒーは冷たい体にひときわ染み渡りました。

ちなみに展望台は霧が掛かっていて何も見えませんでした。

出発から5時間程走りブスカランへかなり近づいてきました。

建物などの人工物は減り、圧巻の大自然が広がっていました。

余談ですが、バギオからここまでの道中は、クネクネした山道をこれでもかというくらい飛ばしながら進んできたので、この時点でかなり疲労を感じています。

ようやくブスカランへ入る為の関所へ

ブスカラン村はフィリピン政府によって先住民族の文化や祖先伝来の土地が保護されている地域です。

そのため村へ入る際には受付で入村手続きを行い、村が手配するローカルガイドと共に入村します。

観光客だけでの入村は出来ないとの事でした。

車を降りて、ここからは徒歩で村まで向かう事となります。

麓から見たブスカラン

フィリピンについてからここまで殆どが移動だったので、旅に来た実感がここへ来てやっと湧いてきました。

いよいよ出発です。

歩いてすぐ、長めの吊り橋を渡る事に

予想以上の高さ、長さ、老朽化に恐怖を感じながら、ゆっくり進んでいきます。

渡っている最中は怖すぎて下は一度も見れませんでした。

吊り橋を渡った後は山道を登っていきます。

ある程度整備されている道ではあるものの、斜度がきつく息が上がりました。

何度も訪れているであろうガイドさえキツそうだったのは意外でした。

遂に目的地であるブスカランに到着です。

いかがだったでしょうか。

次回からはブスカランの内部、ワンオドの施術、伝統技法バトックについて記事にしてきます。