コンベンション終了後は、師匠が以前から親交のあるアーティスト、JUNさんが拠点とするスタジオ「New Choice Tattoo」でゲストワークを行いました。
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師匠がゲストワークをしている間、ありがたいことに観光の時間をいただくことができました。
この日は、彫茂さんとご一緒させていただき、ホーチミン市内をまわらせていただきました。
こちらの写真はベンタイン市場。
雑貨や衣類、食べ物など、さまざまなお店が立ち並ぶ活気あふれるアジアンマーケットで、地元の人にも観光客にも人気のスポットです。

市場を後にし、食事を済ませた後はベトナム戦争証跡博物館を訪れました。
ベトナム戦争は、1955年から1975年まで続いた約20年にわたる戦争で、
共産主義の北ベトナムと、アメリカが支援する南ベトナムとの間で起こりました。
冷戦の影響もあり、アメリカとソ連・中国の代理戦争とも言われています。
最終的に1975年に北ベトナムが勝利し、ベトナムは統一されました。
この日は、彫茂さんのような業界の大先輩と一緒に過ごすことができ、非常に貴重で学びの多い時間となりました。

2日目はひとりでベトナムを観光しました。
ベトナムといえばやっぱり移動手段はバイク。
来てからずっと乗りたくてウズウズしてたんですが、ようやく乗ることができました!
風を感じながら走るバイクは解放感があって、旅をしてる実感をさらに高めてくれました。
ちなみに、ベトナムの交通ルールは日本とはまったく違って、交通量もすごく多いので、
道はかなりカオスでにぎやかです。

観光エリアまではバイクで約10分ほど移動しました。
建物と建物の隙間をすり抜けると、写真のような独特な雰囲気の場所があちこちに現れます。
さらに奥へ進むとローカル感が一気に強まり、怖くて今回は足を踏み入れられませんでしたが、
いつかはその奥まで見てみたいという気持ちもあります。
こういう非日常的な風景には、自然と好奇心をくすぐられますね。

そして夜は、来る前から気になっていたブイビエン通りに連れて行っていただきました。
ブイビエン通りは、ホーチミン市の人気ナイトスポットで、バーや屋台が立ち並ぶにぎやかな通り。
観光客にとても人気があります。
地元の方はあまり行かないそうです。
カラフルなネオン、両サイドから流れる爆音のEDM(ちょっと懐かしい感じの曲選)
アングラ感とエネルギッシュな空気が入り混じる、なんとも独特な光景が広がっていました。
正直、自分にはちょっと合わないなと感じましたが、
こうした場所を歩くことで文化に触れる良い経験ができたと思います。

そして帰国前最後の夜は、空港近くの日本食レストランでJUNさん、彫茂さん、師匠と一緒にディナーをいただきました。
約1週間ぶりの日本食は、感動するほど美味しく、中でも味噌汁は心に沁みる優しい味でした。

最後は空港までお見送りをしていただき、日本へ帰国しました。
いかがだってでしょうか?
コンベンションが終わってからの数日は、ベトナムの文化や歴史に触れる貴重な時間となりました。
街の喧騒やローカルフード、戦争の歴史を今に伝える博物館や寺院などを訪れ、
タトゥー以外にもたくさんの刺激や学びを得ることができました。
こうした体験を通して、自分の表現や作品にも新たな視点が加わりそうな気がします。
本当に充実した旅となりました。